安倍元総理銃撃事件から3年が経ちました。
「自分は5年で返り咲きました。あなたにも、いずれそういう日がやって来ますよ」
これは、2022年10月に行われた安倍元総理の追悼演説で紹介された、当時総理大臣の安倍氏が元総理の野田佳彦氏に送った言葉です。現在野田氏は野党第一党の党首として政界の第一線に“返り咲いて”います。安倍氏の予言通りですし、そのきっかけはこの追悼演説であったことは確かだと思いますので、皮肉なめぐりあわせです。
少しでも隙を見せれば、容赦なく切りつけられる。張り詰めた緊張感。激しくぶつかり合う言葉と言葉。それは、一対一の「果たし合い」の場でした。
政治はディベートではありません。ましてや“戦い”でもありません。
真摯(しんし)な言葉で、建設的な議論を尽くし、民主主義をより健全で強靱(きょうじん)なものへと育てあげていこうではありませんか。
その通りだと思います。私は野田氏には“大連立”を期待しています。