冤罪事件がなかなかなくなりません。私は『検察の廃止』を提案していますが、もう一つ変えるべきは『国家賠償法1条』でしょう。

国家賠償法第1条:国又は公共団体の公権力の行使に当る公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によって違法に他人に損害を加えたときは、国又は公共団体が、これを賠償する責めに任ずる。

 一般の社会人からは考えられない法律です。仕事をしている以上『過失』も責任を取るのが当然ですし、まして『故意』でも罰せられないのは理解できません。

 人間だから判断が間違うこともあるでしょう。(裁判で判断が間違ったは許されませんので、私はAIを早急に導入すべきだと思います。)この場合、減給や降格や最高懲戒免職が相当です。その役職に対する力が不足しているからです。一方『故意』は犯罪です。証拠捏造や違法捜査がこれに相当するでしょう。

 ある解説によれば、国家賠償法のこの条文は「公務員の個人責任を認めると、公務員個人に対する損害賠償請求訴訟が多発し、公務員が公務に対して萎縮するという弊害が生じる」からなのだそうです。現状を見ると“少し委縮したほうがいい”人が多いようです。

 まずは、公務員の不祥事で上司が謝罪するのを改めた方がいいでしょう。